設立趣旨PROSPECTUS
理事長 中川 恵一
NAKAGAWA Keiichi
がんを知り、がんと向き合い、
がんに負けることのない社会を目指します。
一生のうちに日本人男性の3人に2人、女性でも2人に1人ががんになります。年間100万人近くの方が新たにがんと診断されています。また、がんは日本人の死因の第1位で約38万人がこの病気で亡くなっています。日本は世界一の「がん大国」と言ってよいでしょう。
がんは生活習慣の改善や早期発見で、ある程度コントロールが可能です。がんの半数以上が治癒する時代になっています。しかし、がんのことを正しく知っていないとがんをコントロールすることはできません。実際、がんの予防と早期発見ができていれば、救われた命も多いと考えています。がんはわずかな知識とそれに基づく行動によって大きく運命が分かれる病気です。
日本人は、がんについての知識・リテラシーに欠けています。今、中学校と高校の学習指導要領に「がん教育」が盛り込まれ、学校でがんを学ぶ機会ができています。しかし、大人ががんのことを知る機会はほとんどありません。
この「大人のがん教育」がとても重要であると考え、がんに関する正しい知識の更なる普及啓発に取り組み、がん対策の大切さを広く伝えていくために「NPO法人 がん対策研究会」を設立しました。「がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会」を目指すために、活動を通じて社会に貢献したいと思います。